こんにちは。シカベイトのスワン松本です。
今回は、現在進行中の新作ルアー開発について、皆さんにいち早く情報をお届けしたいと思います。
きっかけは「ミドストシーカー4インチ」の実釣から
今年の4月にリリースしたばかりの「シカベイト ミドストシーカー4インチ」ストレートタイプは、すでに多くのアングラーの皆さんにご好評いただいています。私たち開発チームも、この「ミドストシーカー4インチ」を実釣で使い込む中で、確かな手応えを感じていました。しかし、実際に釣り場でストレートに反応しないのに、テールアクションのあるものに、ものすごく反応するシーンにしばしば遭遇してきました。そこで見えてきたのが、特定の状況下でのカーリーテールの必要性です。
カーリーテールといえば「常にテールがぴろぴろとはためく」あの魅惑の動きです。通常のリーリング時、ルアーがフォールしている間、そしてロッドアクションを加えた時でさえ、このカーリーテールは生命感あふれる微波動を発生させ続けます。このぴろぴろアクションこそが、ハイプレッシャーなフィールドの魚や、活性の低い魚にさえも、小魚や水生動物がもつ微弱な波動をかもし、思わず口を使わせてしまうバイトトリガーになると改めて感じました。
「シカベイト・カーリー4」開発の現状とこだわり
現在開発を進めているのは、「ミドストシーカー4インチ」のボディはそのままで、テールの部分をカーリーテールに換装したモデルです。
しかし、私たちが目指すのは、ストレートタイプに匹敵、あるいはそれ以上の釣果をもたらすカーリーテールです。そのため、現在、テールの形状をまず3種類試作し、鹿革で製作した場合の実際の泳ぎや特製を検証していく段階です。
具体的には、革の厚み、テールの幅の広さ、そしてカーリー部分のカーブの半径がそれぞれ異なる複数のプロトタイプを作成しました。これらの微妙な違いが、水中でのアクションや波動、左右に振れるテールのリズム感(テンポ)、そして感覚的な話ですが、魚からの見え方をイメージしながら、丁寧に観察して一つ一つ検証を進めていきます。

試作は3タイプ
しかし、テールのカーブは本当に奥深いです。
世の中に無数に存在しているワームのテールも、それぞれに開発者の狙いや、コンセプトがあることを
実感しています。泳がせたらまた本当にいろんな発見があるんだろうなと、すでにワクワクしています。
次回はスイムテスト!
。次回は水中でどのような動きを見せるのか、ひとつづつスイムスピードも変化させながらテールアクションの違いを検証していきます。
このテスト結果をもとに、最もパフォーマンスの高い「シカベイト・カーリー4」を煮詰めていく予定です。
新たな一手にご期待ください!
「シカベイト・カーリー4」は、新たな可能性を切り開く、攻めのルアーとなるでしょう。続報は当ブログで随時お伝えしていきますので、ぜひご期待ください!
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